火花の重要性

混合気がきっちり出来ていれば 火種は小さくてもきれいに燃えます
たとえば 乾いた新聞紙にマッチの火をつければすぐ燃えますが濡れた新聞紙では 燃やすのに火で長時間あぶらなければ燃えません もしくは マッチではなくバーナーとか、、、

このように燃料が濃い目になっている領域は火が着きにくくなります
ジェットの場合 陸の乗り物と違い多少なりとも水分の吸入もあるでしょうし 2STオイルも一種に燃えますので純粋にガソリン混合気よりは 火が着きにくいです
キャブレターの場合 全域でセッティングが合っているというのは難しく 車などは フューエルインジェクションに移行してきました
このように 濃い目の状態にセッティングされているところ、火が着きにくいところでは 火花を強く、長くすることで 完全燃焼にちかずけて パワーアップにつながると思います 

スパークプラグテスター

スパークプラグの良否ってわかりにくいですよね ジェットに乗っていて何か調子がおかしいとか 急加速時の息継ぎとかでプラグ交換していましたが 何かいい方法がないかと思い在り合せの部品で作ってみました
ケースは何かの廃物利用です 文字などは気にしないでくださいね 電源は写真には写っていませんが 12Vのバッテリーを使用しています
上の写真がテスターです 追浜工業のタコメーターで回転数を表示させています 

今回製作したテスターは 2ストロークで約600〜10000RPMまで連続可変させられます イグニッションコイルは自動車用を使用しています 当初、ジェット用のイグニッションコイルをCDIで点火させようと思いましたが テストするだけですから 自動車用コイルで製作しました 
仲間が いつもプラグを駄目にするので 本当に駄目なのか、まだ使えるのかの判断に使用しています
テストしたプラグの中には 使おうか、捨てようか迷うものもありますが そういうプラグは予備、または朝一の始動用に使います
 



スパーク中の写真です  見ればわかりますよね!

上は駄目プラグ、下は新品です 回転数は両方とも7580RPMでスパークさせています
駄目プラグは中心電極、そのま周りの碍子もオイルでぬれています 火花は外側の電極ではなく碍子に沿って流れています このプラグでもアイドリングは正常に回っています ゆっくりアクセルを開けていくと6000RPM位で失火します また、ジャンプするときのようにアクセル全快でも当然失火します

簡易的な復活方法は ガスバーナー、カセットコンロなどでエアーギャップ部分を焼きます 最近、カセットコンロのボンベの上につけてガスバーナーにするものが売られていますから それを使うのもいいと思います 外側の電極が赤くなっても大丈夫ですから 相当焼いてもOKです ただし、火傷には十分注意してください 100円ライターで焼く人も見えますが温度が上がらず効果はありません 
この方法はあくまでも簡易的なものですから 上のようになったら プラグは交換です

駄目プラグの原因 

ジェットの場合、使用時間(寿命)は無視してもいいでしょう 1年も交換しない人はいないでしょうから? それともいるのかな? 車の場合、交換サイクルは10万キロとか、最近流行のイリジュームでも 20000キロくらいですからね

2ストロークは混合潤滑ですから 燃料にオイルを混合します 4ストロークよりは駄目になる可能性は大きいですね また、多かれ少なかれ水の混入もあるはずです

キャブセッティングの不良も多いと思います 
全開で回っているようなときは 燃焼温度も高く自己清掃作用も働きますから まず大丈夫ですが 中速やアイドリング時は燃焼温度も低く、爆発間隔も長いのでプラグの温度が上がりません このような状態で燃調が濃すぎるとカブリ気味→カブリ→失火→エンジンストップとなります この後再始動できて 高回転まで回れば復活しますが これを繰り返すと駄目プラグになります
中速、アイドリングで正常な空燃比になっていればこのようなことは起こりません

大口径キャブの場合 アイドリングや低回転ではキャブを通る空気の流速が遅いですから霧化が悪いです そのため空燃費が安定せずエンストを嫌って濃い目のセッティングになりなります これでカブリが発生する場合もあります また、空気より燃料が重いため急なアクセル操作に燃料が遅れる傾向になります 大口径キャブほどこの傾向は強くなります フリースタイルのような使い方でアクセルレスポンス、瞬発力が必要な場合 この燃料の遅れをカバーするために MJよりPJのほうを大きくしたりしますが限度を超えれば アイドリング、中低速を多用すれば当然カブリが発生します このようなことを繰り返すと駄目プラグなります

チョークのないキャブは プライマー、スターティングフルード、直接燃料を入れる、アレスターをはずして手でキャブをふさぎクランキングして燃料を入れる などさまざまな方法で 朝一など冷えているときにエンジン始動を行いますが 入れすぎるとプラグが濡れて失火します エンジンが冷えていますからシリンダー内の燃料が気化されずそのまま燃焼室に入り フラグを濡らします


駄目プラグになると、、

上の写真のように一度駄目プラグ状態になると 簡易的にプラグを焼いても一時しのぎにはなりますが また同じ状態になります
詳しいことはわかりません またそれを立証しろといわれてもできませんが 通常、電極間の絶縁破壊により放電が始まりますが 上の写真の場合 電極間の絶縁破壊が起こる前に ほかの場所に放電が始まります 碍子などに放電する場合 そちらの方が電極よりも絶縁状態が低い訳です オイル等で濡れているのも原因でしょうし 中心電極と碍子間にしみこんでいる場合もあると思います また、いつも同じ場所で放電します 一度放電した場所は 放電したときに小さな穴ができるのかな? それとも変質して絶縁状態が悪くなる?定かではありませんが このようなことが言えると思います
放電は 圧力があがるとしにくくなりますので 大気圧でプラグをテストして駄目なプラグは 圧縮状態では もっと駄目のはずです

いずれにせよ 一度、カブリが出て調子の悪くなったプラグは使用しないほうが無難でしょう!
朝一のエンジン始動は 調子の悪くなりそうなプラグで始動、暖気後交換するか プラグをはずしてチョーキング等で燃料をエンジン内に送り 数秒そのままクランキングして余分な燃料を排出してから始動するなどすれば防げると思います

その点、インジェクションは今時の車のように スターターボタンを押せば簡単に始動しますし、私のジェットのように60Фツインでも どのような状態でもセッティングしだいでは的確な燃料が噴射されますからプラグの寿命も非常に長いです
また、セッティングの出ていないジェットほど火花の強さにより調子が変わる傾向になるようです
イリジュームプラグのような高性能プラグに変えて力が出たとか、調子が良くなった場合は 多少なりとも燃調を見直してみるのもいいと思います 私のインジェクションとか キャブでもセッティングが出ていれば イリジュームプラグを使用しても体感はできません

ところで このスパークプラグテスターご入用の方みえますか 仲間、チームで1個あれば便利だと思いますがいかがでしょう?
ご入用の方は トップページのメールフォームまたはメールで 連絡してみてください 
要望が多ければ 先になりますが製作しようと思います



標準プラグと イリジュームプラグとの 放電比較映像です

回転数は 600RPM〜7600RPMまで変化させています
手前がNGK、B7HS 後ろが NGK、IRIWAY8です